新型コロナウィルスへの事前対策2
・万が一、感染の疑いが出た場合には
感染の疑いが出た場合、すぐに病院に行かず、事前に必ず電話で相談しましょう。
これは2次感染を防ぐためにとても重要なことです。病院にすぐに行くと、実際に感染していた場合待合室にいる人や入院している患者に感染させてしまう恐れがあるためです。
出所:AIG損害保険株式会社「新型インフルエンザ感染予防ハンドブック」
・個人防護具(PPE)の使用の際は正しく使用しましょう
感染予防、感染拡大防止のために、マスク、手袋、ゴーグルなどの「個人防護具(PPE)」の使用を検討してください。
個人防護具は適切な方法で使用しないと、その効果が半減してしまいます。
そのためにはそれぞれの防護具にどのような役割があり、どのように着用すれば良いのかをよく理解しておきましょう。
□ マスク
顔とマスクの間に隙間ができないよう正しく着用すること
1回使い捨てとすること
マスクを外す際はヒモの部分だけを持ち、マスク表面には触れないようにすること
外した後は手指を消毒すること
インフルエンザ対策に使用できるマスクには大きく分けて「不織布製マスク(サージカルマスク)」と「N95マスク(DS2マスク)」の2種類があります。この2つはその機能と役割が大きく異なるので注意が必要です。
■不織布製マスク(サージカルマスク)
不織布製のマスクは一般的な綿製のマスクに比べて目が細かく、微粒子を通しにくい構造になっています。医師が外
科手術用に用いるタイプのマスクを特にサージカルマスクと呼んでいます。
不織布製マスクは、せきやくしゃみなどによるウイルスを含んだ飛沫は通しませんので、すでに感染した人が周囲の人
にインフルエンザを感染させないために使用します。例えば、家族の一人が感染して自宅療養する際に着用させる、
といった場合です。
■N95マスク(DS2マスク)
N95マスクとは、米国の微粒子捕集規格であるN95規格を満たしたマスクのことをいい、微粒子の吸引防止に
関して非常に高い機能を持っています。
N95マスクは感染リスクの高い環境で作業する健康な人のみ使用できます。感染者や高齢者、子供などが装着
すると、呼吸困難で脳が低酸素状態になり危険な場合があります。
□ 手袋
1回使い捨てとすることし、使用した後はゴミ袋に捨て密閉すること。
使用後は専用のゴミ箱に捨てること
マスクを外す際はヒモの部分だけを持ち、マスク表面には触れないようにすること
外した後は手指を消毒すること
接触感染を防ぐには手袋の着用が有効です。使い捨てのゴム手袋が適していますが、自分の手にウイルスが付着することを
防ぐのが目的ですので、破れにくいものであれば、特に医療用のものである必要はありません。
天然ゴムにアレルギーの人がいないか確認し、必要に応じてラテックスフリーのものを選ぶようにしましょう。
□ ゴーグル、フェイスマスク(フェイスガード)
目の結膜や粘膜からウイルスが侵入するのを防ぐためにはゴーグルやフェイスマスクが有効です。また、ウイルスが付着した手で不用意に目や顔を触るのを防ぐ効果もあります。
出所:AIG損害保険株式会社「新型インフルエンザ感染予防ハンドブック」